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2020.05.03更新


皆さんはお口の中にがんができるのをご存じですか。お口の中にできるがんを「口腔がん」といいます。日本人の死因の第1位はがんです。3人に1人はがんで死ぬ時代になりました。がんでは5大がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん)が有名ですが、口腔がんは5大がん以外の希少がんに分類され国民の認知度も低いです。しかし、口腔がん(咽頭を含む)の死亡者数は2016年の国立がん研究センターの統計では7675人でした。さらに、死亡者数は1950年から2016年までで約11倍に増加しています。アメリカをはじめとする諸外国では早期発見、早期治療に取り組むことで死亡率は年々減少しています。しかし、日本ではその逆で死亡率が年々増加しています。
口腔がんが最も発生しやすい部位は舌(ぜつ)です。口腔がんが発生するリスク要因は、喫煙、飲酒、刺激物などがあげられますが歯が欠けたり、詰め物が取れたりして歯の一部が鋭くなったり、義歯や留め金の不適合によって舌や頬粘膜を傷つけて発症する可能性もあります。口内炎や歯肉炎は体調により良くなったり悪くなったりするため、早期の口腔がんでは患者さん自身が放置することが多く、進行に気が付かないまま手遅れになる場合があります。
口腔がんの治療は進歩していて、早期の口腔がんでは5年生存率が90%以上と良好です。しかし、進行がんでは生存率が著しく低下するだけでなく、話す、食べる、飲むといった口腔機能に大きな障害を残すことになります。
口腔がんを早期に発見するための取り組みとしては一般歯科医院、各自治体や地域の歯科医師会による口腔がん検診があります。口腔内外の視診や触診を行い、口腔がんが疑われる場合には口腔細胞診や蛍光検査機器による検査が行われます。
口腔がんは他の部位のがんと違い、お口の中の見える位置にできることが多いため、セルフチェックで初期の段階に発見することが可能です。また、多くの方が齲蝕(うしょく)や歯周病の治療で歯科医院を受診されることが多いため、気になる病変や症状がある場合はかかりつけの歯科医院の先生にそのことをお伝えください。また、受診後に2週間以上たっても改善がない場合には大学病院の歯科口腔外科などの専門医療機関を受診して精密検査をする必要があります。
治りにくい口内炎は口腔がんかもしれません。お口に中の異変に気が付いたらなるべく早くにかかりつけの歯科医院で、口腔がん検診を受診することが口腔がんの早期発見、早期治療のために重要です。

 

投稿者: 岡本歯科クリニック

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