姫ガマ(上方の植物)
わが国の各地をはじめ、世界の温帯から熱帯地域に広く分布してます。海に近い平野の沼沢地に生育し、高さは2~3メートルになります。葉は「がま」に比べて細く、1センチほどしかありません。 6月から7月ごろ、円柱形の花序を伸ばしますが、上部の雄花群と下部の雌花群が5センチほど離れているのが特徴です。
アンスリウム(ピスタチオ)
アンスリウムの仲間は、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、花はひも状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に多数つき、小さくて目立ちません。 長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか観葉植物として楽しむ 種類もあります。 花を楽しむ種類の主な原種は、アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)で、その園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。
モンステラ(下方の植物)
モンステラは熱帯アメリカに生息するつる性(または半つる性)の植物で、20~40種類あると言われています。葉は成長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。 乾燥には比較的強く、明るい室内でたまに水やりをするだけで、綺麗に育ちますので、モンステラは総じて観葉植物としては育てやすい品種の一つです。 モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があり、朝方モンステラを見てみると葉の縁に水滴が付いていることがあると思います。 全ての植物に水孔がついている訳ではないので、初めはビックリしてしまうかもしれませんが、モンステラの状態が悪くなっている訳では無くむしろ健康な証拠なので気にしなくて大丈夫です。