スタッフブログ

2020.03.18更新

口臭気になりませんか?                                           
見えないけれども気をつけたいエチケットの1つに口臭があります。私たちの口の中には食べかす、新陳代謝によって剥がれ落ちた歯ぐきの表層、歯周病などによる出血、膿などのタンパク質があります。お口の中の細菌はこれらのタンパク質を分解し、揮発性硫化物(温泉、火山、ゆで卵の独特の臭い)を生成させます。これを私たちは口臭と呼んでいます。
 口臭症には、実は口臭はないがご本人は気にしている仮性口臭症と実際に口臭がある真性口臭症があります。真性口臭には生理的口臭と病的口臭があり生理的口臭は誰にでもある口臭です。これには寝ている間にお口の中の細菌が活発に活動するために起こる起床時口臭、唾液量が少なくなることによってお口の中が汚れやすくなり起こる緊張性口臭や老人性口臭、ホルモンバランスが変化することによりお口の中の細菌が増え起こる女性における生理時口臭などがあります。これらは程度の差はあるにせよ誰もが持っているものですから、あまり気にしなくて良いでしょう。
気をつけなければいけないのは病的口臭です。病的口臭には、体のどこかに何らかの病
気がある場合とお口の中に原因がある場合とがあります。全身的な病気がある場合は、治療を最優先されると共に病気や薬が原因で唾液量が少なくなることもあり、お口の中が汚れやすくなるのでお手入れに十分気をつけなければなりません。一方、歯周病、多数の虫歯、舌苔、義歯の汚れなどお口の中に原因がある場合、それらに応じた対策が必要となります。歯周病になると歯ぐきから出血や膿が見られ、これらのタンパク質がお口の中の細菌によって分解され口臭になります。また、虫歯が進行し神経まで感染した歯があるときは壊疽(エソ)臭という特徴のある臭いを発します。また、舌の上に白い苔のようなもの(舌苔)が見られる時があります。これが口臭の原因の60%を占めるとも言われています。つまり口臭の予防には、歯磨きはもちろん舌の清掃もしなければなりません。補助的口臭対策として、消臭効果を目的とした洗口剤、服用することにより口臭の原因物質を分解し消臭効果を狙った錠剤などの清涼剤なども販売されています。
 口臭は自分では気づかないものです。日頃から虫歯や歯周病の治療を行い、定期的な検診によって早期発見早期治療を心がけてください。そして義歯、舌を含めたお口の中の十分な清掃やプラークコントロールが効果的ですので、適切なアドバイスを受けられることをお勧めします。

 

投稿者: 岡本歯科クリニック


SEARCH



CATEGORY

  • 診療カレンダー
  • スタッフブログ
  • 経験者
  • 新卒
  • 採用情報
  • facebook
  • twitter
  • 24hネット予約
  • 診療カレンダー
  • スタッフブログ
  • 採用情報
  • facebook
  • twitter
  • 24hネット予約
  • 歯科衛生士経験者
  • 歯科衛生士新卒
  • お問い合わせ
  • tel_spimg.png
お問い合わせ 075-874-7650 9:00-13:30 15:00-19:30 ※土曜は13:00まで [休診日] 水曜、日曜、祝日